弊社がお客様からよく頂く問い合わせの1つに、受話器用カールコードの見分け方があります。
あまりよく知られていませんが、受話器用カールコードには「ストレート結線」と「クロス結線」の2種類あります。電話機ごとに採用された結線が異なっており、誤った結線の受話器用カールコードを電話機に繋いでしまうと、通話相手に声が届かないという不具合が発生してしまいます。
今回は、この受話器用カールコードの結線方式の見分け方をご紹介します。
1. 芯線の色で見分ける
一番簡単な見分け方は、芯線の色で見分ける方法です。
受話器用カールコードは、4本の芯線がありますが、プラグからこの4本の芯線が見えます。
芯線は被覆で色分けされており、この被覆の色で結線方式が判別できます。色で分かるので見分けやすい方法です。
プラグの両端の向きを合わせ、芯線の色が右から左に逆に配置されている場合は、「クロス結線」になります。
プラグの両端の向きを合わせ、芯線の色が右から左に順に配置されている場合は、「ストレート結線」になります。
色で判別ができない場合は、次の方法を試してみてください。
2. コードの向きで見分ける
古い電話機などで使われている受話器用カールコードでは、芯線の被覆が色分けされておらず、芯線の向きから見分けることができません。
その場合は、コードの向きで見分けます。
プラグの両端を向き合わせて、コードを確認してください。真ん中付近にある縦の筋線が両端ともにありましたら、「クロス結線」です。
一方で、真ん中付近にある縦の筋線が片方にしかなければ、「ストレート結線」になります。
参考までに、主な電話機メーカーが採用している結線方式をご紹介します。
クロス結線:パナソニック、NECなど
ストレート結線:NTTなど
あくまで参考ですので、実際に受話器用カールコードを取り替えるときは、念のため、電話機メーカー様にもご確認ください。
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