電話機コードを購入する際に、「4極」「6極」「8極」という聞きなれない言葉を聞いたり、パッケージに書かれていたりして、どれが自分の電話機に合うコードなんだろうか…?と、どのコードを買えばいいのか分からないといった方も多いのではないでしょうか?さらにそれに加えて、6極2芯というように、極数に加えて芯数と呼ばれるこれまで聞きなれない言葉も登場するので、なおさらどれを買えばいいのか分からないですよね。
本日は、そんなちょっと分かりにくい電話機コードのことと、コードの選び方をご紹介させていただきたいと思います。
電話機や電話機コードの仕様について
まず、電話機や電話機コードには、様々な種類や規格が存在しているということをご存知でしょうか?一見すると同じように見える電話機のジャックやコードのプラグは、機器や用途に応じて形状や配線が異なっています。つまり、ご使用いただいている電話機に合ったコードがあるということで、購入される際はお使いの電話機やコードをよく確認するようにしてください。
極数と芯数
それでは、もっとも分かりにくい「極数」と「芯数」をご説明させていただきたいと思います。
まず「極数」とは、コネクタ部にある溝の数のことを指します。一方で「芯数」というのは、極数の中に配線されているものでその数のことを指します。コネクタ部分をよくよく見ていただくと、いくつ溝がありいくつ線があるかが目で見て確認していただくことができます。
例えば、6つの溝に4本の芯線が配線されているコードは「6極4芯」と呼ばれます。
自分は何極何芯?
自分が使っている電話機がどのコードなのかを調べるには、今使っていただいているコードのコネクタ部分を見て本数を確認していただくのが、一番間違いない方法です。使っているコードがない場合は、以下に極数と芯数がどのような機器で使われているかまとめましたので、こちらを参考にしてみてください。
4極
4極には4芯しかありません。主に、電話機本体と受話器を接続するカールコードに使用されている形状となります。
6極
6極は、主に壁の電話機コンセントと電話機本体を接続する際に使用します。一般的に「電話線」「電話機コード」「モジュラーケーブル」と呼ばれることが多いタイプの規格です。6極には、2芯と4芯と6芯がありいずれも6つの溝がありますが、配線されている芯線の数によって接続機器が異なります。
<主な接続例>
・6極2芯
家庭用電話機。一般的な電話機やFAX機は複雑な通信を行わないため、芯線の少ない6極2芯のコードを使用します。
・6極4芯
ビジネスホン。ビジネスホンは、内線を使用するため使用されている芯線が多い、6極4芯のコードを使用します。
・6極6芯
ドアホン対応テレホン。家庭用電話機でドアホンなどを接続するときには、通常の6極2芯のコードではなく6極6芯という、芯線の数が多いコードが必要になります。
8極
8極は、インターネットの接続に使用される「LANケーブル」「ネットワークケーブル」と呼ばれる規格です。4極、6極のものよりもコネクタの幅が少し広いタイプです。一般的な電話機には使用できませんが、IP電話の接続に使用されます。
黒電話は何極何芯?
黒電話のような古いタイプの回線には、電話機コードを接続することができません。ただし、ローゼット変換アダプタを使用することで、電話機コードを接続できるようになります。
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