パソコンを使ってお仕事をされている方にとって、キーボードはとても身近なものだと思います。文字入力を頻繁にされる方だけでなく、インターネットで何か調べものをするのにもキーボードは欠かせません。
でも、そんな重要な存在であるキーボードでも、使ったことがなかったり、使い方すらも分からないキーがあったりしませんか?このキーはいったい何のためにあるの…?なんて思いつつも、結局ちゃんと調べることもせず分からずじまい、私もその一人です。
キーボードを作っているメーカーとして、これはいかん!ということで、ブログで何度かに分けてキーボードのキーを解説させていただこうと思います。
第一回目は「NumLock(ナムロック)」、第二回目は「Pause/Break(ポーズ/ブレイク)」、第三回目は「Insert(インサート)」、第四回目は、「PrintScreen/SysRq(プリントスクリーン/シスリク)」キー、第五回目は「command(コマンド)」キーとご紹介させていただきました。そして今回は「Fn」キーに迫ってみたいと思います。このキーもご存知ない方は多いのではないでしょうか?
Fnって何するためのもの?
「Fnキー(エフエヌキー)」は、もしかするとあまり見かけたこともないという方も中にはいらっしゃるかもしれません。
その理由として、Fnキーが付いているキーボードが、ノートパソコンやコンパクトなキーボードが中心となり、デスクトップなどのキーボードにはついていないことが多いためです。ですので、ノートパソコンなどをお使いの方にとってはお馴染み、しかしデスクトップなどの方はあまり馴染みがないキーになります。
それでは、ノートパソコンやコンパクトなキーボードにだけ付いている理由、そしてこのキーボードの役目とはなんでしょう。
Fnキーは、実はこのボタン単体では特に機能はありません。押していただくと何も反応がないため、余計に何のためにあるんだろう?と思われている方も多いかと思います。
Fnキーは、単体で機能するキーではなく、他のキーと組み合わせて使うキーになります。ノートパソコンやコンパクトなキーボードの場合、デスクトップで使われているキーボードと比べてキーの数が少なく、並べるキーの数が限られてしまいます。そんな時に登場するのがこの「Fn」キーです。
Fnキーと組み合わせることで、1つのキーに2つの機能を持たせることができるというわけです。
ちょっと言ってる意味が分からない?
Fnキーと組み合わせることで、2つの機能を持たせられると言われてもよく分からないですよね。
今回は、ミヨシの「マルチペアリング対応 折りたたみBluetoothキーボード(TOR-BT03)」を例に見ていきたいと思います。
Fnキーを見ていただくと、青色の文字で刻印されていることが分かるかと思います。その他のキーにも目を向けると、白色の文字と青色の文字の2つが1つのキーに刻印されていますよね。これが2つの機能を持ったキーになります。白色は単体で押した場合に入力されるキーで、青色はFnキーと一緒に押した場合に入力されるキーとなるわけです。
Fnキーを使っていただくと、通常のキーボードにはあるのにノートにはないといったキーを使えるようになったり、通常のキーボードにはない機能が使えることもあり、今回例として出させていただいたキーボードのように、弊社のマルチペアリング機能のあるキーボードでは、Fnキーを使っていただくと簡単に接続先を切り替えることも可能になります。
小さいキーボードでもよくよくキーボードを見ていただくと機能が隠されているかもしれないので、確認してみてくださいね。
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