※このお話はフィクションです。
(前編のあらすじ)
新人OLの三好は、上司から電話機用カールコードの購入を命じられる。
必ず「ストレート結線」という仕様のものを選ぶよう言われていたが、手元に届いたのはもうひとつの結線方法「クロス結線」の商品…。
絶体絶命の大ピンチ!そこに突然現れたのは…?
上司「…三好さん、よく気づいたね。それを使えば、このピンチを乗り越えられるかもしれない。さぁ、頑張って!」
-「じょ、上司さん…!でも、私、これをどうやって使うのかがわかりません!」
上司「そうだね。では、その前に『ストレート結線』『クロス結線』の構造の違いを説明するね。」
結線の違い
-「うーん…。『ストレート結線』は4本の線の位置が左右同じ、『クロス結線』は左右対称になっているんですね?」
上司「そのとおり。つまり、僕が言いたいのは…」
-「もしかして、これをひっくり返せば『クロス』が『ストレート』に変身しちゃったり?なんて、そんなわけ…」
上司「 大 正 解 ! 」
-「えっ。冗談のつもりだったのに!でも、どうやって?プラグは外れそうにないし、コードを切るわけにも…。」
上司「君のような勘のいい部下は…話が早いな。」
上司「これから片側のプラグとコードを切り落として加工していく。新しいプラグはそのために用意したんだ。」
-「えええええええええっっ!?」
上司「社長が会社に戻るのは17時だ、時間がない。早速はじめるぞ!」
結線の仕組み
改めて、当社の製品でストレート結線とクロス結線の見分け方を説明します。
「ストレート結線」…プラグの爪を同じ向きに揃えたときに、色のついた結線の並びが左右で同じ
「クロス結線」…プラグの爪を同じ向きに揃えたときに、色のついた結線の並びが左右対称になっている
今回三好は間違えて手配してしまいましたが、購入前に今お使いのカールコードがどちらの仕様なのか、事前に見分ける方法としてご活用いただければ幸いです。
カールコードの見分け方については、こちらも合わせてご覧ください!
▼電話機のカールコードの種類を簡単に見分けて正しく購入する方法
次回はいよいよ、カールコードの加工に挑戦していきます。
果たして社長が戻るまでに、間に合わせることができるのでしょうか?
どうぞお楽しみに!